2011年3月6日日曜日

【学習1–2】フロウ・ダイアグラム



拍と小節について、ここまでは文章によって説明してきましたが、
ここでは図を用いて説明し直します。図は文章よりも理解を助けてくれるはずです。

図は、『How To Rap』で使われている「フロウ・ダイアグラム」(※図1)を参照させてもらいました。
以下、今後のエントリでもダイアグラムを利用して話を進めていくつもりです。

まず、このダイアグラムの説明をします。
最上段に書かれている数字が、拍(拍子、beat)の数です
1行が1小節と対応しています。

前回取り上げた「ポリリズム」をこのダイアグラムに置いて、確認してみましょう(図2)。

■ラップの配置、ダイアグラムのコツ

では、次にこのダイアグラムにラップを配置してみましょう。
KREVA(クレバ)の「イッサイガッサイ」から、1バースの最初の2小節を取り上げます。


(0:37から)

リゾート気分味わってるはずの
理想の自分とは程遠い
(図3)


「イッサイガッサイ」は「ポリリズム」と異なって、1つの拍の中に複数の言葉が入っています。
なので、最初はダイアグラムにどのように配置するか迷うと思いますが、何度か曲を聞き直しながら頑張ってみてください。
コツとしては、「各小節の始まり(表の左端)の言葉を見つけること」と「各拍の始まり(があればそれ)を見つけること」です。
具体的には、リゾートの「り」は小節の頭ではなく少し前に発音されていて、
その後の「ぞ」から1拍目が始まることに気づけば、少し楽になるはずです。

このように、まず拍と小節を理解すること、次に曲のリズムをダイアグラムに配置していけること。
この2つをクリアすることが、最終的にはラップを演奏するための一番の近道になるはずです。

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